淡路島 T様邸 築100年の古民家再生工事」カテゴリーアーカイブ

兵庫県淡路島にある、築後約100年を経た古民家の再生工事です。
暗く・寒かった2階建ての古民家に吹抜けを作り、薪ストーブを設置したことで、開放的で明るい空間にすることができました。

淡路島の築100年再生民家 地震後の点検に行きました

連休後半の真っ只中、昨日は朝から淡路島へ。

昨年竣工した、築100年の古民家を再生したお宅へおじゃまして、先日の地震後の状態を確認・点検してきました。
こちらのお宅があった場所は被害が大きかった地域からは少し離れていたためか、気になるような損傷はほとんど見られませんでした。

報道では震度6弱の揺れだったので、地震直後にメールで施主様から事なきの連絡を頂いていたとは言え、筋交いも入れていない石場建て伝統構法の再生古民家がどうなっているか(特に土壁が)、自分の目で見るまでは不安でしたが、ようやく確認できてほっと一安心。

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建物外観。

まず外部をひととおりぐるっと回って点検しましたが、特に目立った損傷は無いようです。

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点検の後、奥様が出して下さった柏餅をいただきました。

ダイニングテーブル脇には、食事中に庭のもみじが楽しめるようにと、低めの位置にこんなピクチャーウィンドウを作っておきました。

窓の前は奥様が育てていらっしゃるハーブなどの鉢植えがいっぱい。
とってもいい雰囲気でした。

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ダイニングテーブル脇の植木鉢。奥様も、この家は住んでいていろんな楽しみ方が出来るのですごくうれしい、と仰って頂きました。

再生前は接着剤まみれで塩ビシートの下地になってしまっていた松の幅広床板。
大工さんが一旦取り外し、きれいに削り直して仕上げてくれたおかげで、素晴らしく生まれ変わりました。

施工は地元淡路島で丁寧な仕事を重ねておられる、総合建築 植田さん。
信頼できる工務店さんです。
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100年経った姿をイメージする/兵庫県淡路市T様 民家再生・耐震改修工事

これまでにも何度か考えたことがありました。
今、自分たちがつくっている(新築の)建物が100年経ったらどうなるんだろう?ということを。

今、私たちがよく目にする(註:近畿圏)築100年以上の建物のほとんどは、新築の際にすでに古色塗装が施されていることがとても多いです。
(↑ 他の地方ではどうかよくわかりませんが)

しかし、今東風で作っている新築住宅では、通常古色塗装を施していません。
それで少し不安だったのが、
「100年後の姿が画像として具体的にイメージしにくい」
というものです。

100年以上もつかもたないか?ということについてはあまり心配しておらず、自信もありますが、100年後にどういう姿になるか?というところがちょっと想像できないという感じでした。

しかし、今年竣工した淡路市のT様邸・古民家再生工事を終えてみて、
具体的なイメージが自分の中に定着しました。

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上の写真がT様邸の内観写真で、築後約100年を経過しています。
T様邸は近畿圏内では珍しく、柱や梁などの構造体に古色塗装が施されていません。

竣工当時(100年前)の構造材が茶色くなっているのは、時間が経過して
日に焼けたためです。

そして明るい色の木材は、今回新しく建てた柱や床板など。
もちろんこれらの材には着色を施していません。

今回自分なりに感じたのは、新築時の建物としては、古色塗装しない方が後年になって改装した時に美しく仕上がりそうだ、ということです。

 

濃い色で古色塗装してある場合、新しく入れた木材と創建当初の木材との色の濃淡があまりにもきついことが多いため、着色すべきかどうかについては毎回迷います。

古材に合わせて着色すると、色合いは統一感が出てまとまりがよくなるのですがどうしても均一になりすぎ、ベタッとして表情が乏しくなります。

古民家再生の場合、現場ごとに色合いが違うため、なかなか難しいところなのですが新築する際には、今後もこれまでどおり古色付けはしない、ということを基本路線においてつくっていくことに自信が持てたことが、今年のとても大きな収穫でした。

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おじいさんから受け継いだ家 竣工しました/淡路市古民家再生・耐震改修工事

築後約100年を経た淡路島の民家再生現場が竣工し、昨日写真を撮ってきました。
その一部をご紹介します。

現場が2月に始まってから工期も延びてしまい、クライアントのT様には色々とご心配をおかけしてしまいましたが、最終的には大変喜んで頂いた顔を観ることができて一安心しています。
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↑ 夕方の外観全景です。

 

次は玄関内観。

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玄関は左手の硝子戸は既存建具、天井も既存のまま。
右手の舞良戸は新設です。
何とかうまくまとまったようでよかった。

 

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↑ キッチンコンロ前のタイルはクライアント/T様の奥様が海のイメージでご自身で考えて、しかもご自身で貼られたものです。
すごくないっすか?

 

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DKに立って、吹き抜けに架かる階段を見たところ。
床は桧のフローリング(もちろん無垢材)
「ここだけは無節材にしませんか?」
と、クライアントのT様にご提案したのですが、
「いい材料を入れてくれたおかげで、ここだけ桧にしてホンマによかったわ~」
と喜んで頂けました。

手前右手の格子は極太の貫を入れ、化粧で細いタテ格子を入れた構造補強フレームです。

古材の床板はこの場所に元々張られていた松の床板。
全て一旦取り外して、大工さんが削り直した後で再度復旧してくれたものです。
再生前にはこの上にCFシートが貼られていて、接着剤まみれでした。
無事に生まれ変わって、材料も活きて、よかったよかった♪

 

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↑ 階段と2階廊下の手摺です。
すっきりと見えるように・・・ということを突き詰めた結果、大工泣かせの納まりばかりとなってしまいましたが、施工者/総合建築 植田の大工・佐藤さんが丁寧につくってくれたおかげで素晴らしい階段になりました。
本当にありがとうございます!

 

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↑ 2階寝室から小屋組みの丸太梁を見上げたところ。
材料は全て杉です。

淡路ではこういう杉丸太を小屋組みに使った建物が多いのだとか。
天井は丸太梁にヒカリツケだらけの杉羽目板張りですが、これだけで約1ヶ月かかっています。
ものすごく丁寧な仕事をしてくれた大工さんに感謝×感謝!

今回の改修前にはこの小屋組みが全て天井裏に隠れていたんですが、これが活かせてよかったなぁ・・・と、今になってしみじみ思います。

 

クライアントのT様、施工者の総合建築 植田のみなさま、東風スタッフ、みんなの力を合わせたおかげで、素晴らしい家に仕上がりました。

工事中はいろいろとT様にご心配をおかけしましたが、最終的に昨日本当に嬉しそうな表情を見ることができて、よかったなぁ・・・としみじみ思っています。

みなさま、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

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構造補強のためのはしごフレーム/兵庫県淡路市古民家再生・耐震改修工事

淡路市のT様邸・古民家再生現場では、木工事もほぼ終わりに近づいています。

仕舞のついた2階から、クライアントのT様ご夫妻が自分たちで内装の壁塗りをされています。

僕が週末に現場へ行った折には、2階の壁はほぼ仕上がっていました。
下の写真は、T様が1階のリビング壁面の下地処理(ビス穴のパテ埋め)をされているところです。

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本当は石膏ボードを使わずに、全て土壁下地にしたいところなのですが工期や予算面での制約もあることから、今回は壁下地に石膏ボードを使っています。

ただ、もともとの建物が土壁と木組みによる伝統構法型建物であることから、筋交いや構造用合板などを入れずに、要所の耐力壁には石膏ボードと貫を組み合わせ、構造体が全体に固くなりすぎないように設計しています。

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上の写真のように、もともと土壁が残っていたところは上塗りの漆喰を一旦こそげ落としてから、凹んだ部分は土で底埋めをして全体を平滑にし、その後下地調整を行ってから仕上げ材料を塗ることにしています。

 

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上の写真はダイニングテーブル脇に設けた、はしご型フレームをアレンジした格子です。

古い通し柱に添わせるようにして、大きめの貫を5段入れて耐力要素にしています。

 

既存の通し柱がちょっと細かったので、巨大地震の際には通し柱が折れてしまうかもしれないという懸念が、解体工事後の調査の際に出てきました。

そこで検討した結果、柱が折れても建物の安全性が担保されるように、2階の床梁を支える管柱を通し柱に添えて新設し、それを使ってはしご型フレームを構成しています。

縦方向に入れた細い格子は化粧材で、特に構造上の要素にはなっていません。

このはしごフレームはダイニングテーブルのすぐ脇にあるため、いくら構造補強のためとは言っても、あまり無骨な姿になっては味気ないと考えて、少し繊細な雰囲気になるように、縦格子を添えたものです。
今後も、毎週末に少しずつT様が壁塗りを進め、9月末ごろには建物が竣工しそうな感じです。

T様、暑いのであまり無理せずに作業を進めて下さい。
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自分たちで古民家の壁を塗る/兵庫県淡路市古民家再生・耐震改修工事

淡路市・T様邸 古民家再生工事の現場では、大工工事が終盤を迎えています。

DKにて打ち合わせ中のT様と、施工を請け負ってくださっている、総合建築 植田の植田さん。
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T様宅の内装壁のほとんどは、T様ご夫妻が壁塗り作業をされることになっています。

下の写真は、2階棟付近・妻壁のビス穴パテ埋め状況です。
パテ埋め・壁チリ周りのマスキング作業なども、全てT様ご夫妻がされています。

盛夏の折、熱気がこもりやすい2階での作業は大変です。
T様、あまり無理をなされませぬように。

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下の2枚の写真は、上塗りが終わった壁です。

壁の塗厚もあまりムラがなく、柱と壁のキワ(=チリと言います)も綺麗に仕上げられていて、とても丁寧に作業を進められている様子が、仕上がりの状態から見て取れます。

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作業は2階から進めています。

まだまだ塗らなくてはいけない壁はた~くさんありますが、きっと素晴らしい家になると思います。
T様、無理のないように頑張ってください。
陰ながら応援しています。

 

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2階内装工事ほぼ完成です/兵庫県淡路市古民家再生・耐震改修工事

毎日暑いですねぇ・・・。

僕は暑いのが苦手で、溶けそうです。

今年は夏休みをとって田舎に潜伏しようかな・・・なんて、かなり本気で考えてます。
寒いのは全然堪えないんですが、暑いのはどうもダメです。

 

さてそんな中、日曜日には淡路のT様邸現場へ行って打合せをしてきました。

2階はもうほとんど出来上がってきていて、これからクライアントのT様が内装壁塗りに着手するところです。

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幾重にも重なった小屋組みの丸太が、なかなかいい味出してます。
丸太がきれいに見えるのも、施工者である総合建築・植田の職人さんたちが今回張ってくれた、杉の天井板の仕事がていねいなおかげです。

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1階の床には、刻まれた階段の側桁が伏せられていました。
今回はストリップ階段という、蹴込板(けこみいた)が無い形の階段です。

すっきりした仕上にするために、側桁に彫る穴の納め方も、大工さん達と議論を重ねました。
所々に地獄ホゾを仕込んで側桁が広がるのを抑えよう、ということになり、このような仕事になりました。
今から出来上がるのが楽しみです。
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小屋の杉丸太梁と天井板張り/兵庫県淡路市古民家再生・耐震改修工事

淡路市・T様邸では2階の天井板張り工事が進んでいます。

全ての小屋梁は杉の丸太で組まれていて、それを化粧で見せる仕上になります。
既存垂木の下端に胴縁(どうぶち)で下地調整をして、その胴縁に杉板を止めていくため、丸太梁とこの杉板がそこかしこで接触することになり、板を張るのに大変な手間がかかります。

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先週末でおよそ半分が張りあがっていましたが、ここまでおよそ2週間かかっているとのこと。
天井が張りあがるまでにはおそらく丸まる1ヶ月くらいかかるのではないか、という予想です。

でも、総合建築 植田の職人さんが大~変丁寧な仕事をして下さっているので、仕上がりはすこぶるきれいです!
仕上がったら、きっと素晴らしい空間になると思います。

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隅棟周辺の状態です。
右半分はこれから杉板を張っていくところ。

垂木と垂木の間に断熱材(ネオマフォーム)が充填されていて、垂木下端に胴縁を渡している様子が見えます。
この隅のライン(45度に振っているライン)をピシ~っと隙間なく付けて仕上げるのが難しいのですが、それが随所できれいにできています。

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上の写真は杉丸太梁と桁その仕口あたりを写真に撮ったものです。

このように、丸太と天井板とが取り合ってくるところは、丸太の丸みの形のクセを拾って杉板に書き写し、その形の通りに杉板を切り欠いて張っていく作業を行います。

難なく納まっているように見えますが、とても地道で大変な作業です。
これから暑くなってくると大工さんの体にこたえるので、その前にこの作業が終わるといいなぁ・・・と思います。

 

上の画像中、古い丸太梁に墨書がありますが、これは桁の天端墨だということを書き記したものです。
この墨書はおよそ100年前にこの家を建てた大工さんが書いた文字ですが、達筆ですよねぇ・・・。
思わず見とれてしまいました。

 

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大工のこだわり/兵庫県淡路市古民家再生・耐震改修工事

淡路島のT 様邸へ前回行った時のこと。

大工さんが1階の床板を張る作業を行っていました。

T 様邸のダイニングキッチンの床は、ヒノキのフローリングを張って仕上げる部分と、素焼き風のタイルを張って仕上げる部分があるのですが、双方の見切りのために敷き無目(しきむめ)という部材がすでに設置されていました。

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上の写真のL字型に廻っている艶やかなヒノキの部材がその敷き無目です。
このL字の角で、部材同士が斜め45°に合わさっている箇所のことを【留め(とめ)】と言いますが、 角度を変えてよく見てみると、 この留めのディテールに大工さんのこだわりを感じました。

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上の写真の赤矢印から緑矢印の部分には貫通ボルトが通されています。
これは留め(とめ) の合わせ口が後年になって開いたり隙ができたりしないように・・・と考えて、大工さんが一手間余計にかけてくれたものです。

こういう留めの口が開くのを一般に大工さんはものすごく嫌うのですが、この現場を納めてくれている総合建築 植田の佐藤さんという大工さんは大変細やかな方で、あらゆる端々の仕事がとてもきれいに仕上っています。

クライアントのT 様にも
「いい大工さんが手がけて下さって良かったですね」
と折に触れてお伝えしているのですが、T 様にもやはりその丁寧な様子がよく伝わっているようで、大変喜んで下さっています。

出来上がると何も見えなくなってしまうところですが、こういう端々に職人としてのこだわりや姿勢のようなものを感じますね。
価格はよそより少し高くても、納得できる家づくりができるというのは幸せなことだと思います。
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桜の薪/兵庫県淡路市古民家再生・耐震改修工事

昨日は淡路島のT 様邸古民家再生工事現場へ行っていました。

先月あたりからあったのですが、T 様宅のお庭には、薪ストーブの燃料用に
たくさんの桜の木がのブツ切りがたくさん置いてあります。

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とまぁ、こんな感じです。

桜の木は焚くととてもいい香りが当たり一面に拡がります。
さすがバラ科の植物だけあって(?)本当にうっとりするような香りです。

薪ストーブ、いいなぁ~。

僕も実は薪ストーブが欲しいのですが、薪ストーブを楽しめるような時間的に余裕のある生活が送れるのはいつになることやら・・・。
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淡路市 T様邸古民家改修工事の杉

ながらく更新が滞っておりました。

すみません。
相変わらず毎日あちこち走り回っていて椅子の温まる暇が無いのですが、何とかブログを更新していきたいと思っております。
これまではfacebookも読者専門でしたが、もうちょっと勉強してfacebookも更新していかねばなりませんね。
(でも、facebookはどう活用すべきメディアなのか?というところが 今ひとつ ピンときていません・・・)

 

ブログを更新していなかった間も、着々と現場は進んでおります。
(そしてもちろん、僕も現場を渡り歩いております)

淡路市のT様邸改修工事は、大工さんが1人でゆっくりコツコツと進めてきてくださっているので、かなりスローペースです。
2月に着工したのですが、4月に入ってようやく床を張り始めたところ。

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上の写真は来客用の部屋の 床板です。
厚み35mmの本実加工した杉板張り仕上げです。

工事契約の時には、【特一等材】という節がいっぱいあるグレードの並材で見積されていたのですが、たまたま材料屋さんが無節の板を入れてくれた(工務店さん談)とのことで、とてもきれいな板が張られています。

 

圧巻だったのが、2階の柱です。
契約時には杉の源平・小節程度でいいですよ、という設定だったのですが
実際に現場へ届いたのが吉野産赤杉の3方無地の柱たち。

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工務店さん、こんないい材料入れたら大赤字とちゃいますか?
と心配になるほど素晴らしい柱でした。
T様宅の現場には、2階にこんな柱が林立しています。

杉が大好きな僕としては、とっても嬉しい限りですが、クライアントのT様ご夫妻も大喜びでした。

 

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