投稿者「mokuzo」のアーカイブ

庭の梅の木/落葉掃除と再利用

東風の事務所には、白梅の老木が植えられています。
この時期は毎日毎日、大量の葉っぱ(↓)が落ちてきます。

まだまだしばらく落ちそうです↑

落ちてくるのははまぁいいのですが、その掃除はなかなか手間がかかるので、最近は電動ブロワーでざっくり掃除しています
(ブロワーとは、風でブォーンと吹き飛ばすあの道具です)

落ち葉掃除をする際に、ブロワーはとても便利なのですが、苔の上に落ちた葉を飛ばそうとする時には注意が必要で、あまり強く吹いてしまうとコケが部分的にはがれてしまいます。
(↑苔の種類にもよりますが・・・)

そのため、ブロワーで掃除するときは完璧を目指そうとせずに、
「やる前よりもきれいになったから、多少残っててもいいや♪」
という程度にしています。

上の写真を見て頂くとお分かりのように、まだまだ落ち葉が残っていますが、これをブロワーで飛ばそうとするとコケがめくれてくるし、全て取り除こうと思ったら手で拾うしかないし・・・ということになります。

実は最近、拾った落ち葉をウラ庭に溜めています。
本当は落ち葉専用ボックス(または穴)をつくって、そこにどんどん溜めていき、腐葉土にしていきたいのですが、いまは単に1か所に固めてトサッと置いているだけ。

今年の夏に御所市在住・先進農家のSさんにおしえて頂いたのですが、
「昔は刈った草とか落ち葉は肥料になるから取り合いだったんよ」
という話を聞いてから、落ち葉がごみには見えなくなってきました。

草刈りの後もそのまま放置してあり、草や枯葉が土を肥やしてくれますように・・・と考えると、なんだか気分がいいです。

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和室と間接照明

京都市内の個人宅
つい最近リノベーションを行ったお宅の天井と欄間です。
正確にはわからないのですが、築後100年前後経過しているという平屋の建物です。
全体に華奢な数寄屋の造りだったので、それを活かしたデザインをご提案しました。
写真はもともと座敷の天井だったところ。
網代天井と欄間はそのまま残し、ペンダント型照明だったものを取外し、間接照明を入れて照らされるようにしました。

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Private house in Kyoto city
This is the ceiling and transom of the house that was recently renovated.
I don’t know exactly, but it is a one-story building that has been around 100 years since its construction.
It was a delicate Sukiya-style building, so I proposed a design that takes advantage of that.
The photo was originally the ceiling of the tatami room.
I left the wickerwork ceiling and transom as they were, removed the pendant lighting, and added indirect lighting to make it illuminated.

Cochi Architect & Construction
Nara, Japan

兵庫県川西市で古民家再生×賃貸物件、入居者募集中です

昨年秋から今年の春にかけて当社で設計・施工した、築60年古民家再生×賃貸住宅の入居者を募集しています。
兵庫県川西市、阪急川西能勢口駅よりなんと徒歩5分の立地です!

オーナーは当社ではないのですが、当社でごくごく簡単な内観動画を作成しました。

ご興味のある方は当社サイトの問い合わせフォームよりご連絡頂ければ、とても気さくなオーナー様におつなぎいたします。

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淡路市 築100年古民家×高気密高断熱 再生工事中です

2022年の秋から、淡路市内で古民家の再生工事に取り掛かっています。
当社では設計・監理業務を請け負わせて頂いておりまして、施工は淡路市内の瀬合工務店さんにお願いしています。

もともと施主様のおじいさん・おばあさんがお住まいになられていたお宅だそうで、長らく空家になっていたのですが、今回施主様がご自宅として再生して住まわれる予定です。

今回の建築主様は夏の暑さが苦手だとのことで、設計段階でいろいろ相談した結果、古民家を高気密・高断熱住宅として改修することになりました。

もともと店舗を兼ねた住宅として使われていた建物で、角材の化粧梁と天井板がこの家の顔になる設計です。

古民家にはよくあることなのですが、この家にも何気なくとても長くて大きい梁が使われています。
長さ約10m×梁背450mm(45㎝)の松の梁が2本。
もともとかなり大きな木だったことと思います。

これだけの木を約100年前に手配(伐採・製材・運搬)して運んでくるのはさぞ大変だったことだろう・・・ということに思いを馳せると、新築当時にこの建物にかける建築主や職人さんたちの意気込みがどれだけ大きかったか、ということも感じとることができます。

先人のみなさまの気持ちに寄り添い、その想いを自分たちなりに受け止めて、次の世代にいい形で渡せるように新たなメッセージを吹き込むのが我々の仕事です。

木造建築東風では、古くて暮らしにくい古民家でも安全×快適に再生することで、小さな子供達も
「この家かっこいい!すごくあったかい!
 この家なら住みたい!」
と感じてもらえるようにすることがとても大切だと考えています。


古民家を次の世代の子供たちから愛してもらえるように再生することで、日本の風景を美しく誇り高いものにすること。
それが当社の使命です。

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社内研修/伝承会で八竹庵(旧・川崎家住宅)を訪れました

毎月第1土曜日は、社内研修会/伝承会の日です。
9月・10月と現場の都合で実施できなかったので、3か月ぶり。
コロナによる海外からの旅行者入国制限も完全撤廃されたので、これからまた京都は激混みになっていくだろうと思い、今回も京都へ。


今回の伝承会では、八竹庵(旧・川崎家住宅)庭園に行きました。
数寄屋の名工の一人、上坂浅次郎 棟梁による木造建築です。
大正15年(昭和元年)築とのこと。
大工×設計スタッフ、ベテランと若手が一緒になって同じものを観ることで、今回もいろんな学びがありました。

この欄間(↑)は、日本画家・竹内栖鳳によるデザインだそうです。
桐の1枚板に山並みと極小の松が刻まれたもので、洗練されたバランスの中に精緻な技も光る素晴らしいものでした。
続き間での連続性を意図した天井竿縁の意匠と欄間の透け具合がとても秀逸。

2階の洋間(↑)。
床はヘリンボーンの寄木張り。
材はナラやチークなどが使われていて、大正~昭和初期の洋間の造作によく見られるデザインが施されていました。

2階建て母屋部分の外観

座敷前の主庭(↑)
うまく解説できませんが、庭木の剪定なども含め、素晴らしかったです

床下を覗いているのは、もちろん東風のスタッフです(笑)。
真黒石(まぐろいし)で補完された沓脱石の造形も素晴らしい。

家族用 内玄関の土間と沓脱石。
上品なビシャン仕上げの御影板石と小さな自然石を組み合わせた、柔らかな印象の土間。

玄関脇の応接間から小間(茶室)へ席入りするための露地の飛び石。
伽藍石の古石などいろんな形の石を取り混ぜ、景石に苔や下草を取り合わせたデザインのバランスが素晴らしいと感じました。

個人的には以前にも訪れたことがあったのですが、今回は建物よりも庭に感心したところが多かったです。
以前に訪れた時は庭に感じ入った記憶は全くなかったので、自分も日々いろいろ学ばせてもらって成長しているんだなと感じました。

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毎月定例で社内研修会(東風伝承会)を開催しています

実はこっそり始めていたのですが、2022年の3月から毎月第3土曜日に社内研修会を開催しています。
名前は『東風伝承会』にしました

もう何年も前から、
「全社員参加で、建築を学ぶための社内研修会を毎月行いたいなぁ・・・」
と考えていたのですが、これまではなかなか始められずにいました。

しかし、
・いつまで自分が仕事ができるかわからない
・若いスタッフを、骨太の実力を持った人材に育てねばならない
・ベテランの大工さんにもまだまだ教わりたいことがある
なんてことを考えていたら、もうすぐにでも始めなければ!という気持ちになったので、無事に3月から始めることができました。

この東風伝承会、おそらく今後も半分くらいは京都へ行って古典建築を見て学ぶことになるだろうと思うのですが、設計・大工・木材・左官・建具・造園・林業などなど、学ぶべきことはそれこそ際限なくあります。

木を観るために山にも何度も行くと思うし、いつも東風を支えて下さっている協力業者さんを訪ねて行って、それぞれの専門分野のお話を聴かせて頂くことももちろん考えています。


たまには会社の枠を超えて、
「一緒に参加してみたい」
という方がいらっしゃれば、そんな方も受け入れていっしょに学んでいくかもしれないな・・・とも思っています。

前置きが長くなりましたが、今回は京都で2軒の古典建築を拝観してきました。
やはり京都へ行くなら、コロナで訪日外国人が少ない今ドンドン行くべきでしょ!ということもあります。


1軒目は、左京区にある瑠璃光院(るりこういん)です。
ここは数寄屋建築の名工・中村外二棟梁が若いときに手掛けられた別荘です。
連休も外したし、割とすいてるかな・・・?なんて思ったのですが、甘かったです。
10:30ごろ到着したのですが、すでに80人くらい並ばれていました。

どんなところを観て、どんなふうに解説したのか?などについては企業秘密(笑)なので書きませんが、昭和初期の建物とはいえ、学ぶべきところが満載でした♪

午後からは南禅寺の塔頭・金地院(こんちいん)へ。
ここも自分では何度となく訪れていますが、やはり来るたびに発見することがあります。

金地院では、小堀遠州の鶴亀の庭、茶室/八窓の席など特別拝観エリアが目的です。
(茶室エリアは撮影不可なので写真はありません)。
長谷川等伯や狩野探幽の襖絵をはじめ、建築のいたるところに学ぶべきヒントがありました。

自分たちは奈良県に拠点を構えているおかげで、奈良ももちろんそうですが京都へも車で1時間半走れば、気軽に第一級の古典建築を拝観することができます。
こんなに恵まれている環境を活かさない手はないので、今後も遠慮なく活用させて頂きます。
(感謝×感謝!)


ちなみに今回の東風伝承会は第3回目でしたが、第1回目は京都の詩仙堂と曼殊院門跡を拝観させて頂きました。
2回目は東風の自社設計・施工物件を観て回り、古典建築をどのように現場に活かしたのか?について解説しました。

今後もまた実施したら定期的にブログで報告させて頂きます。

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奈良県御所市 宝湯再生PJ

御所市内で銭湯復活プロジェクトの改修工事を進めています

奈良県御所(ごせ)市内に、御所まち(ごせまち)と呼ばれるエリアがあります。
江戸時代の街区が今もそのまま残っており、多くの古民家が面的に広がる街区です。

→ 奈良県 御所まちって?(御所市のサイト)

御所市としては、古いまちなみを活かした魅力的なまちづくりを進めていこうと様々な取り組みを進めている最中なのですが、その一つとして現在、御所まちエリア内に点在する4軒の古民家を、さまざまな商業施設(※)として再生するプロジェクトに東風も関わらせて頂いています。
※ 古民家ホテル、レストラン、銭湯など。
  事業主は(株)御所まちづくり様

東風では、大正時代から御所まちの中で営業をされてきた、宝湯(たからゆ)という銭湯の改修工事を手掛けさせていただいています。

宝湯はすでに廃業されてしばらく時間が経っていたので、いろんなところで建物がダメージを受けていたのですが、もっとも特徴的だったのが外観正面の入母屋(いりもや)屋根部分の陥没です。

上の写真を見て頂くとおわかりかと思うのですが、矢印の部分で屋根が陥没し、中央に見えている三角屋根(入母屋)の部分が右に傾いています。

室内から天井をめくって調べてみたところ、長い間屋根が雨漏りをし続けた結果、構造材である桁(けた)と柱・土台に水が回って、腐りとシロアリによる被害を受けていたことがわかりました。

ちょうどこの工事にかかわらせて頂くお話を頂いた時期が
「これからどんどん台風が来ますよ~♪」
という9月上旬だった(汗)ので、まずはとにかく慌てて仮の補強(突っ張り)工事をチャチャっと行いました。↓

この作業を行うことで
台風に伴う大量の雨風によって屋根が水を含んで重くなり
→ 重くなった屋根の自重を支えきれずにグシャッとつぶれてしまう
という最悪の事態にならないように・・・ということへの対策はできました。

次に本格的な修理工事です。

屋根瓦を降ろして荷重を軽くしたうえで、傾いていた屋根の修正をするためのジャッキアップをし、骨組み=構造材(梁・桁・柱・土台)の入替えや補強工事を行います。↓

骨組み工事が完了して、きちんと荷重を支えられるようになったら、次に屋根の下地工事を行いました。

腐っていた垂木(たるき)や野地板(のじいた)などの屋根下地材を入れ替えて↓

ルーフィング(屋根の防水材/写真中グレーのシート部分)を葺きなおし、瓦を葺きなおすための桟木(さんぎ)を打ち付けていきます。↓

最後に、下ろした古い瓦を屋根の上にもう一度上げて葺きなおしたら完成です。

冒頭で申し上げた通り、今回は古いまちなみを活かしたまちづくりの一環なので、瓦も新しいものを使うのではなく、既存の古い瓦をていねいに解体して保管しておき、それを再利用して屋根を葺き直しました。↓

無事、こんな感じでシャキッとした屋根ができました♪↓

大正時代から御所のみなさまに愛されてきた宝湯が、新しい形で輝きを取り戻し、将来のまちの魅力の一つとなるように、当社としてもできる限りのことをさせて頂くつもりです。

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薪ストーブの焚き付けづくりに便利なキンドリングクラッカー

朝、薪ストーブに着火するときには焚き付けが必要になります。

キャンプで飯ごう炊さんをされた時や焚火をする時のことを思い出してもらえればおわかりかと思うのですが、いきなり太い薪には火が付きません。

最初は新聞紙などの着火剤に火をつけて、それが細い焚き付け材に燃え移り、太い薪に火が付くのはそのあとですよね?

薪ストーブもそれは同じで、いきなり太い薪に火をつけるのは無理です。
そのため、着火時には薪以外にも焚き付け材を用意しておく必要があります。

焚き付け材は、小割にした針葉樹が便利です(上の写真の右半分)。
針葉樹は広葉樹に比べて細胞内に空隙を多く含むため、比重が軽くて火付きが良いのです。

下の写真は、燃料用の広葉樹の薪です。
これは樫(かし)の木で太さは9㎝あります。

下の写真は焚き付け用材で、小割にしたヒノキ。
太さは3㎝くらいです

この焚き付け用材は細くないと火付きが悪いので、細かく割っておく必要があります。
昔から木を小さく割るときには、片手で扱えるナタを用いるのですが、このナタで木を細く割っていくときにケガをされることが多いのです。

ちょっと指先を切って出血してしまった・・・ぐらいならまだ良いのですが、骨折したお客様のお話なども聞きます。

そんなことにならないように、安全でだれでも簡単・便利に小割ができるのがキンドリングクラッカーです。
どんなものか説明するのに、実際の作業を動画に撮影してみましたのでご覧ください。

東風の事務所でももちろん毎日使っていますし。お客様が薪ストーブを導入される際には、必ずお奨めしている商品です。

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【オマチスト向け】百楽門の酒蔵見学&酒米・雄町収穫体験/少人数限定ツアーのご案内

奈良県御所市内で、雄町(おまち)という酒米だけを使って酒づくりをしている、葛城(かつらぎ)酒造の銘酒・百楽門(ひゃくらくもん)。

日本酒好きの方の中には、この百楽門の熱烈なファンが多くいらっしゃいます。
オマチストと呼ばれる、酒米・雄町の酒が好きな方々がいるんだそうです。

今回はこの百楽門を多面的に味わい尽くす、小人数限定の特別なツアーが企画されたのでご案内します。

葛城酒造 外観

葛城酒造さん(奈良県御所市)では、基本的に酒蔵見学を受け入れておられませんが、今回はツアーの趣旨にご賛同頂き、3~5名というごく小人数限定で、特別に酒蔵の見学をさせて頂けることになりました。

そして百楽門をつくるための酒米は、岡山県産の雄町(おまち)という品種なのですが、この雄町は岡山県外での作付けが認められていません。

しかしながら今年初めて、御所市内の杉浦農園/杉浦英二さんが試験的にごく小量の栽培を許可頂いて、今春に田植えをし、順調に育っています。

2021年春に田植えを済ませた水田/御所市伏見

このお米からお酒を造ることは認められていないのですが、百楽門を魅力を多面的に味わって頂くために、以下のようなツアーを企画して下さいました。

行程その1.百楽門の酒米/雄町の収穫体験&しめなわづくり

一般的な酒米の稲の1.5倍の背丈(デカイ!)に成長する雄町米。
(※上の写真は雄町ではありません。イメージです)
その稲を実際に収穫して頂いてから、その稲わらを使ってしめなわづくりをし、作ったしめなわは年始用にお持ち帰り頂きます。

その2.葛城酒造の酒蔵見学&試飲
    &百楽門を醸す古いまち/名柄を歩く

葛城酒造は、日本を代表する古道の一つ・葛城古道に面して建っています。
地元・名柄には江戸時代に建てられた古民家も多く残っている、趣深いまちなみがある地域です。

その3.杜氏・久保伊作氏の話を聞きながら
     地元の郷土料理&百楽門を味わう

やっぱり何といっても百楽門を味わうのが一番!
そして当日は葛城酒造の杜氏である、久保伊作氏のお話を聞きながら、地元で採れた食材でつくるおいしい料理とお酒を堪能できます。

夕食と宿泊は、苔庭を独り占めできる一棟貸し/東風の宿にて

ツアー料金、行程、申込先などは以下をご参照ください。

★御所の御神酒「百楽門」を探り求め
木造古民家・一棟貸しの宿で贅沢な一夜を

日程
第1班:10/23(土)~10/24(日)
第2班:10/24日(日)~10/25(月)

旅行代金
一人3万1000円(5名グループの場合)
一人3万5000円(4名グループの場合)
一人4万0000円(3名グループの場合)
※1日目のタクシー代(2日目は補助金活用)、食事代、体験料、旅行傷害保険代を含む

定員 各班先着1グループ(3~5名)※奈良県民限定
集合場所 近鉄御所駅の時計台前
行程
1日目
近鉄御所駅9:30
~伏見の棚田(雄町試験田で雄町米の収穫と ハザ掛け))
~さんろくカフェ(ランチ)
~葛城酒造(酒蔵見学、試飲)、国指定重要文化財の中村家住宅など古民家の町並み散策
~東風の宿(リノベーションされた木造古民家・一棟貸しの宿)でご宿泊
※夕食は百楽門とお酒に合う地元食材の郷土料理をご提供

2日目
名柄9:00
~高鴨神社、葛城の道歴史文化館
~葛城一言主神社
~片上醤油(醤油蔵見学、弁当昼食)
~九品寺
~近鉄御所駅14:00頃

お申込はこちらからどうぞ
Eco Resort御所郷(金剛葛城山麓地区農泊事業推進協議会)

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裏庭と畑の様子0620 / 奈良県御所市での暮らし

奈良県御所市にある木造建築東風の事務所には、2つの庭があります。
1つは道路に面した表庭。
もう一つは表からは見えないウラニワ。

表庭は、通りを歩く近隣の方や座敷にお通ししたお客様からも見て頂けるように、造園屋さんにつくりこんで頂いた日本らしい庭にしています。(↓)

その一方で、ウラニワは自分たちの実験や練習の意味も込めて、もう少しくだけた雑木林のようなニワにしたかったので、好き勝手にいろんな観賞用の植物を植えるエリアと、菜園のエリアを作っています。

下の写真は、観賞用の庭のエリア。
今はアジサイが満開です。

来月あたりには半夏生(はんげしょう)の白い葉が見ごろになりそう↓

水引(左)と斑入りのツワブキ(右)↓。
ツワブキは天候によって表情が変わるので、観ていて楽しいです♪
真夏のように日差しがきつくて暑い日は、「おいおい大丈夫か?」と声を掛けたくなるほどグタ~っとなっていますが、曇で過ごしやすい日は元気いっぱいでピ~ンと背筋を伸ばしています

下の写真はウラニワの菜園エリア。↓
まだいろいろやりかけの仕事が残っている関係で、ごくごく小さなエリアしか開墾できていませんが、来年あたりからはできれば3倍くらいに広げるつもりです。

トウモロコシ
なすび
枝豆
ゴーヤ
これから植え替える予定のスパニッシュピーナッツとルッコラ

菜園や植木の水やりには、井戸水を使っています。
ありがたいことに私たちがここへ移ってきたときにも既存の井戸が使えたので、掃除をしてフタをつくり、電動ポンプを介して蛇口から吐水できるようにしました。

井戸のフタの上に載っている木は、ゴミのように見えますが流木です。笑
どれも魅力的な表情で、機会があるごとに建築に使っています。

東風の事務所がある御所市名柄周辺も、ご多分に漏れず人口が減って空き家が増えていますが、このあたりは古民家と田んぼが多く、山から湧水した水がそこかしこに流れるとても美しいところです。

最近は
「この地域に移り住みたい」
という声をちょこちょこ聞くようになってきています。

とてもうれしいことなので、地元に入れて頂いた自分たちにも移住に関してサポートできることが無いかと日夜考えています。

ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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