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裏庭と畑の様子0620 / 奈良県御所市での暮らし

奈良県御所市にある木造建築東風の事務所には、2つの庭があります。
1つは道路に面した表庭。
もう一つは表からは見えないウラニワ。

表庭は、通りを歩く近隣の方や座敷にお通ししたお客様からも見て頂けるように、造園屋さんにつくりこんで頂いた日本らしい庭にしています。(↓)

その一方で、ウラニワは自分たちの実験や練習の意味も込めて、もう少しくだけた雑木林のようなニワにしたかったので、好き勝手にいろんな観賞用の植物を植えるエリアと、菜園のエリアを作っています。

下の写真は、観賞用の庭のエリア。
今はアジサイが満開です。

来月あたりには半夏生(はんげしょう)の白い葉が見ごろになりそう↓

水引(左)と斑入りのツワブキ(右)↓。
ツワブキは天候によって表情が変わるので、観ていて楽しいです♪
真夏のように日差しがきつくて暑い日は、「おいおい大丈夫か?」と声を掛けたくなるほどグタ~っとなっていますが、曇で過ごしやすい日は元気いっぱいでピ~ンと背筋を伸ばしています

下の写真はウラニワの菜園エリア。↓
まだいろいろやりかけの仕事が残っている関係で、ごくごく小さなエリアしか開墾できていませんが、来年あたりからはできれば3倍くらいに広げるつもりです。

トウモロコシ
なすび
枝豆
ゴーヤ
これから植え替える予定のスパニッシュピーナッツとルッコラ

菜園や植木の水やりには、井戸水を使っています。
ありがたいことに私たちがここへ移ってきたときにも既存の井戸が使えたので、掃除をしてフタをつくり、電動ポンプを介して蛇口から吐水できるようにしました。

井戸のフタの上に載っている木は、ゴミのように見えますが流木です。笑
どれも魅力的な表情で、機会があるごとに建築に使っています。

東風の事務所がある御所市名柄周辺も、ご多分に漏れず人口が減って空き家が増えていますが、このあたりは古民家と田んぼが多く、山から湧水した水がそこかしこに流れるとても美しいところです。

最近は
「この地域に移り住みたい」
という声をちょこちょこ聞くようになってきています。

とてもうれしいことなので、地元に入れて頂いた自分たちにも移住に関してサポートできることが無いかと日夜考えています。

ご興味がある方はぜひご連絡ください。

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奈良県御所市/東風の民泊物件、内装壁仕上中

奈良県御所市に自社運営の民泊物件として改修工事を行っている現場では、現在左官屋さんによる内装壁仕上作業が進行中です。

写真で見てもびっくりするぐらい黒いのですが、実際見てもほぼこれと同じように真っ黒です(笑)

左官工事はいつもお願いしている、京都市の山本左官興業さん。

東風ではよくやるのですが、今回も仕上面は上塗りをせず、中塗り用の素材で仕上がりとしています。

これだけ真っ黒な壁がどうなるのかは、完成した時に改めてご紹介しますのでどうぞお楽しみに。

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風神さま、雷神さまをお迎えしました♪

東風の新事務所へ、風神さまと雷神さまが来られました。
奈良県葛城寺のご住職・表啓充さまが、事務所移転のお祝いに
と描いて贈って下さった風神雷神図を、ふすまに表装したものです。

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なぜ東風に風神雷神図が来られることになったのか?を説明しますと、
話は2016年8月2日にさかのぼります。

当日、東風の新事務所がある御所市名柄周辺は、激しい夕立が降り、
雷が集落内のそこらじゅうにドッカンドッカン落ちました。

幹線道路沿いの電柱のトランスも何ヶ所かやられてしまったようで、
当日の晩はいろんなところで関西電力が大わらわ。

その時に東風の事務所の屋根にも雷が落ちて(直撃!)、鬼瓦が真っ二つに割れてしまいました。
(このとおり↓)

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上が割れなかった鬼瓦。
下が落雷で割れてしまった鬼瓦です。

しかし電気を通さないはずの瓦が、落雷で割れるとはびっくりです。

 

 

こんな経験は自分たちも初めてだったのですが、こんな珍しいことがあって
しかも改修したばかりの新事務所建物はこれといった被害もなく済んだ(※)
ものですから、

「これは風神さま(←なにせ東風ですから)
&雷神さま(←落雷ですでにお立ち寄り済み)に、
おいで頂くべきでは?」

という考えに思い至り、ちょうどそのころに親しくさせて頂くようになった
先述のご住職・表さまにお願いしたところ、快く引き受けて下さったので
描いて頂いた、というわけです。

※建物は鬼瓦以外無事でしたが、
電子機器類(パソコン・コピー・ハードディスク)と、
家電類(エアコン・扇風機・ブレーカー)
などはやられてしまいました・・・。

 

 

東風の新事務所、少しずつ少しずつ出来上がっていっております。
次は造園工事を2月に行う予定です。

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東風の事務所は奈良に引っ越します

本日は立春。
今日から春です。
そして木造建築 東風(こち)の誕生日でもあります。

事務所名を東風に改称したのが2009年の立春。
(改称前はサトウ都市環境デザインという、何屋さんか良くわからない名前でした)

多くの皆様に支えて頂いて、東風になってから
今日で満7年が経ちました。
本当に感謝×感謝、そしてあっという間の7年でした。

 

 

で、タイトルにもありますとおり、今春、東風は現在の
兵庫県伊丹市から奈良県御所(ごせ)市へ本拠地を
移転します!!

と言っても、移転先はまだ工事中なんですけどね。
そしていつ出来上がるのかはハッキリ決まって
いないんですけれどもね(・・・恥)。
3月末ごろにはできるかなぁ・・・(ムリムリ、と言っている人の声が聞こえる)。

でもまぁ、隠れてこっそり工事は進めておりました。

 

 

実を言うと、かねてから事務所を奈良に移したい!
と思っておりまして、ひそか~に身近なみなさまへ
「どっかイイトコないですか~?」
と尋ねていたんです。

そんな昨年の秋(9月中旬)、電撃的なめぐりあわせが
ありまして、初めて見た物件に即決してしまいました。

それがこのボロッぼろの古民家です。

cochi_nara_02

 

cochi_nara_01

初めて外観を観たとき、
「いや~これはもうアカンでしょ・・・」
と正直に思いました。

写真ではわかりにくいですが、3ヶ所屋根に穴があいていました。
(瓦屋根だというのに、下地が腐って穴があいていたんですよ!)
軒先の瓦も何枚も崩れ落ちていました。

築108年経っているのですが、なんと空き家になってから50年
経過していたそうです。

 

 

でも中に入って歩き回ってみると、ダメダメな民家とは感じが違う。
もしかしてこれはいけるかも・・・と思い、3日後に詳細な調査をして
ここを新たな事務所にする!と即決しました。

そこからが大忙がしです。

 

・・・といろいろお話ししたいネタは山ほどあるのですが、
それはまた追々お伝えするとして、本日は工事中の状況写真
だけ何枚かお披露目します。

道路側の外観はこんな感じ。
切妻屋根・虫籠窓のあっさりした古民家です(↓)。

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屋根もちゃんと下地を直したら、きれいなムクリが復活しました(↓)。

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内部はこんな感じで吹き抜けもあります(↓)。

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これから少しずつ工事中の様子もご紹介していきますので、お楽しみに。

これからも、微力ながらみなさまのお力になれるよう、スタッフ一同
一生懸命頑張っていきます。
今後とも、木造建築 東風をどうぞよろしくお願いいたします。

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