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東風新事務所、建物はお披露目できるようになりました

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

旧年中はたくさんのみなさまのお力添えを頂いたおかげで
なんとか穏やかにに2017年を迎えられたこと、
心より感謝しております。

本年もみなさまにとって素晴らしい飛躍の1年でありますよう
東風スタッフ一同、心より祈念いたしております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします
<(_ _)> <(_ _)> <(_ _)> <(_ _)>

 

 

さて、2017年12月の末に、懸案だったキッチン天板の仕上げと
薪ストーブの設置も無事完了し、おかげざまで東風新事務所は
何とか 『建物だけ』 はお披露目できるような状態になりました。

まだごく一部の方々にしか観て頂いておりませんが、
新年のご挨拶とご報告も兼ねて、写真を数枚披露させて頂きます。

 

もともとの建物はこんな感じでした。
→ 明治42年建立、50年間空き家だった東風事務所の前身

 

 

いろいろ大変な思いをして改修し、出来上がった建物はこんな感じです。

まずは外観 ↓
(前庭も裏庭も、庭という庭は全く手つかずですが、それはオイオイやっていくので・・・)

cochi2017_01

↓ 玄関土間と薪ストーブ

cochi2017_02

↓ 土間上部の吹き抜け

cochi2017_03

↓ 木製の天板に漆系塗料を塗った実験的なキッチン
(照明とかレンジフードは未完成です)

cochi2017_04

↓ 応接間 兼 宴会場(?)の和室と6畳板間
(写真は夜景です)

cochi2017_05

 

とまぁ、こんな感じでできあがっております。
お近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

新しい住所などは以下の通りです。

〒639-2322 奈良県御所市東名柄22
tel 0745-66-2645
fax 0745-66-2646
info@mokuzo-architect.jp

 

 

本年がみなさまにとって素晴らしい1年でありますように・・・。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

木造建築 東風(こち) スタッフ一同

 

 

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古民家向けポスト (受注承りますw^^)

すっかりご無沙汰しておりますが、東風の新事務所(こちらの古民家です)にポストが設置できました ♪

うちのベテラン大工・Uさんが作って下さったものです。

post_01

 

 

post_04

 

 

post_02

 

 

post_03

 

写真を見て下さって、うすうすお気づきになられたと思いますが、
実はこのポストは、市販のステンレス製ポストに、板を張り付けて
化粧したものです。

土台にしているポストはこれ(↓)
557245

ほしい方は、ご注文承りますよ(笑)。
info@mokuzo-architect.jp までメッセージを送って下さいませ。

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川西市 k 様邸 古民家再生工事始まりました

昨年末から古民家再生工事に着手している、川西市・K様邸。

12月に内装の解体工事を途中まで終わらせたあと、施主のK様
ご夫妻による煤落とし作業(※コスト削減のため)を年始早々に
やって頂き、1月後半から本格的な工事に着手しました。

以下の写真は、さてこれから既存の床を全面的に解体していくぞ~
という直前の段階で撮った写真です。

 

 

↓ 玄関付近から屋内を通じて庭の古い石垣を見通したところ。
この家は、この石垣がすっごくいいんです。
これをうまく活かしてあげられるように設計します。

kawanishi2016_02

 

↓ 玄関付近から、ダイニングキッチンとなる部屋の方向を見たところ。
松の1尺角の大黒柱は無残にも白蟻に食われてしまってひどい状態です。
これは根継ぎして直します。

kawanishi2016_01

 

 

↓ 大黒柱を反対側から見たところ。
新しく据える対面型のキッチンからはちょうどこんな角度で室内が見えます。
上部は吹き抜けになるので、こんな感じで小屋組みの構造材が見える予定。

kawanishi2016_03

 

↓ 2階は背の低いツシになっています。
木瓜型の虫籠窓はもちろんちゃんと残しますよ。

kawanishi2016_04

これから少しずつ現場の様子をご報告していきます。
どうぞお楽しみに。

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東風の事務所は奈良に引っ越します

本日は立春。
今日から春です。
そして木造建築 東風(こち)の誕生日でもあります。

事務所名を東風に改称したのが2009年の立春。
(改称前はサトウ都市環境デザインという、何屋さんか良くわからない名前でした)

多くの皆様に支えて頂いて、東風になってから
今日で満7年が経ちました。
本当に感謝×感謝、そしてあっという間の7年でした。

 

 

で、タイトルにもありますとおり、今春、東風は現在の
兵庫県伊丹市から奈良県御所(ごせ)市へ本拠地を
移転します!!

と言っても、移転先はまだ工事中なんですけどね。
そしていつ出来上がるのかはハッキリ決まって
いないんですけれどもね(・・・恥)。
3月末ごろにはできるかなぁ・・・(ムリムリ、と言っている人の声が聞こえる)。

でもまぁ、隠れてこっそり工事は進めておりました。

 

 

実を言うと、かねてから事務所を奈良に移したい!
と思っておりまして、ひそか~に身近なみなさまへ
「どっかイイトコないですか~?」
と尋ねていたんです。

そんな昨年の秋(9月中旬)、電撃的なめぐりあわせが
ありまして、初めて見た物件に即決してしまいました。

それがこのボロッぼろの古民家です。

cochi_nara_02

 

cochi_nara_01

初めて外観を観たとき、
「いや~これはもうアカンでしょ・・・」
と正直に思いました。

写真ではわかりにくいですが、3ヶ所屋根に穴があいていました。
(瓦屋根だというのに、下地が腐って穴があいていたんですよ!)
軒先の瓦も何枚も崩れ落ちていました。

築108年経っているのですが、なんと空き家になってから50年
経過していたそうです。

 

 

でも中に入って歩き回ってみると、ダメダメな民家とは感じが違う。
もしかしてこれはいけるかも・・・と思い、3日後に詳細な調査をして
ここを新たな事務所にする!と即決しました。

そこからが大忙がしです。

 

・・・といろいろお話ししたいネタは山ほどあるのですが、
それはまた追々お伝えするとして、本日は工事中の状況写真
だけ何枚かお披露目します。

道路側の外観はこんな感じ。
切妻屋根・虫籠窓のあっさりした古民家です(↓)。

cochi_nara_03

屋根もちゃんと下地を直したら、きれいなムクリが復活しました(↓)。

cochi_nara_04

 

内部はこんな感じで吹き抜けもあります(↓)。

cochi_nara_05

これから少しずつ工事中の様子もご紹介していきますので、お楽しみに。

これからも、微力ながらみなさまのお力になれるよう、スタッフ一同
一生懸命頑張っていきます。
今後とも、木造建築 東風をどうぞよろしくお願いいたします。

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築150年の再生古民家 完成見学会 2014.02.02(日)開催

築150年の古民家再生工事が、2013年末に竣工しました。
クライアントのE様のご厚意により、完成見学会を開催させて頂けることになりましたのでお知らせいたします。

kawanishi_2014

石場建て伝統構法型古民家の特性を活かしながら、筋交いや合板を使わずに耐震補強を行いました。
暖房には針葉樹を燃やせる薪ストーブを設置しています。
薪ストーブの暖かさも体感して頂きたいポイントの一つです。

【開催場所】兵庫県川西市
※お申込頂いた方へ地図をお送りします
【開催日時】2014.02.02(日) 10:00-17:00
完全時間予約制とします。
お申込時に見学希望時間帯をお書添え下さい
【参加費用】無料

このお宅の内観写真は以下のページで公開しています。
http://mokuzo-renovation.com/blog/archives/545
http://mokuzo-renovation.com/blog/archives/558

見学会へのお申込はこちらからどうぞ

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築150年の古民家再生@兵庫県川西市 竣工写真 その2

年末に竣工した、兵庫県川西市E様邸・古民家再生工事の竣工写真/その2です。
本日はLDK周辺の写真をご紹介します。

全ての写真は、LIGHTS PHOTO/森様の撮影によるものです。

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古民家再生と面皮となぐり-兵庫県川西市・築150年の古民家再生

兵庫県川西市で年末竣工に向けて古民家再生中。
大工さんが4人がかりで急ピッチで進めているのですが、ようやく先が見えてきました。

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写真は、玄関に新しく採り入れた面皮柱と壁留め丸太、化粧名栗の式台。
(断片的な写真しかお見せできず、スミマセン)

骨太の古民家の中で玄関だけは繊細な雰囲気にしてみようと、東風スタッフ・Oさんの提案で華奢な数奇屋の手法・材料を採りあわせてみたのですが、全く違和感なくすっと馴染んでお客様も大喜び♪

12/22(日)に1日だけ完成見学会を行う方向で調整中です。
正式にはまた改めてお知らせします。

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構造補強の桧丸太梁/兵庫県川西市古民家再生工事

兵庫県川西市で工事中のE様邸再生工事。

着工前の調査の段階で、リビングになるべき部屋の上部梁に、大きな鉄骨梁が沿わせてあることが判明しており、その鉄骨梁を抜くために新たな桧の化粧梁を入れました。

まずは材料の選定。

現場にて母屋・梁などの既存構造材のレベル(=高さ)を測定し、それらをきれいに受けるためにはどのくらいの曲がりが必要なのかをまず図面(矩計図=断面詳細図)で検討します。

残念ながら、今回の現場にピタッと合う曲がり・長さの桧丸太は東風在庫の中にはなかったため、いつもお世話になっている三田市の西元製材所さんへ相談。

するとまさに太さも曲がりもピッタリの、長さ7mの桧丸太が西本さんの倉庫の一番奥に眠っていました。
しかも伐採後1年くらい寝ていたようで、乾燥も申し分なし。
その日に製材して側面に面(ツラ)をつけてもらいました。goronbo2013_01

↑ 製材した時の様子。
こうやって見ると、結構曲がってますね。

さすがに6mも長さがあると、大人4人でも持ち上げるのがやっとの重さです。
(末口φ270、元口φ420でした)
当然レッカーなどは使えないので、トラックから降ろすのも現場内に搬入するのも人力のみ。
外で刻んだら室内に搬入するだけで傷まみれになってしまいそうだ、ということで、室内で刻むことになりました。

 

goronbo2013_02

↑ まずは丸太梁を八角形断面になるまで、電気鉋で荒削りします。

 

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現物を見ながら、丸太の仕口や高さなどを相談する大工さん。

goronbo2013_04

背の曲がりで2階床梁(胴差し)と交差する仕口部分では、並列する別フレームに地震力の伝達をしてくれるようにしたいという趣旨を説明したところ、デベソのようなホゾを作ってくれました。

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下屋の桁(けた)と丸太梁元口の仕口。
既存下屋の桁が細く、また屋根は触らないため、下から掬い上げて柱で突っ張る納まりにしました。

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↑ 梁を設置する際には、大屋根の登り梁にかけたチェーンブロックで吊り上げて施工しました。

 

goronbo_2013

完成したところ。

末口の端部は、太い柱にせずに2本の細い柱で挟み込んで間を透かした形にしました。
こういう納まりはあまり一般的なやり方ではありませんが、柱の断面欠損や他の梁とのからみなども考えて、今回はこの形にしました。

上に架かっている太い梁は松で太さが450mmくらいあります。
今回設置した桧の丸太梁は、吹抜けのあるLDKのど真ん中を渡っている格好になる象徴的な梁ですが、手が届くような低い位置にあるので、節も少ない木を選び、八角に削ることで端正な表情に仕上げました。

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サイトに物件事例ページを追加しました/神戸市 i 様邸増改築工事

毎日強烈な暑さが続いていますが、みなさまお変わりないでしょうか?
くれぐれも熱中症にはご注意下さいませ。

さて本日、東風の古民家再生・リフォーム専用サイトに新たな物件事例紹介ページを追加しましたのでお知らせします。
2011年に竣工した、兵庫県神戸市i様邸の事例ページです。

もともとはi様の祖父母がお住まいになられていた、築後約40年を経ている建物ですが、2011年にi様ご家族が増改築されて住まわれるようになりました。
茶道をされていたおばあさまの影響か、玄関は瀟洒な造作が施されていたので、玄関と座敷部分はほぼ当初のままで残し、それ以外の部分は建て替えて1棟になるように増築した住宅です。

建築主の i 様も一緒に和歌山へ行き、原木の伐採に立ち会った
桧から作った大黒柱と床板と梁を使っています。

ぜひご覧になってみて下さい。

kobe_i_02

↑以前の雰囲気のままのこした玄関内観

kobe_i_07

↑増築したリビング内観

 

詳しくはこちら → http://mokuzo-renovation.com/kobe2.html

 

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住む楽しみ/兵庫県川西市 中古住宅の内外装・耐震改修工事

2013/06/06(木)に、兵庫県川西市内にお住まいのk様邸へおじゃましました。

東風で作らせてもらった建物を実際に見ていただく目的で、伊丹市内に新築住宅を計画されているお客様をご案内したのです。
見学を快く受け容れて下さったk様のお宅へお邪魔したのは数年ぶりでしたが、楽しみながら住まわれている様子がひしひしと伝わってきて、こちらもとっても嬉しくなりました。

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竣工当時は高いブロック塀で囲われていた裏庭。
竣工後7年経過していますが、その間にご主人がブロック塀を撤去され、石を埋め込んで手摺を作り、緑豊かな坪庭を作っておられました。

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リビングの真ん中にドンと立っている古材丸太を再利用した松の柱。

工事の最中に近所の解体工事現場へ行って譲ってもらってきた柱ですが、童謡に歌われる歌詞そのままに、お子様の成長の証が刻まれていました。

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これは7年前の工事中写真です。

古材丸太の柱を磨く作業は、こんな風に当時はまだ小さかった息子さんたちも一生懸命手伝ってくれました。
(↑撮影:k様ご主人)

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リビング掘りごたつのすぐ脇にある裾窓には、かわいらしい生物の置物や貼り物(?)がそこかしこにありました。

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築35年の中古住宅を購入され、リフォームしたお宅です。

建築の作り手として一番嬉しいのは、一生懸命つくった建物が住まい手のご家族に愛されていることがわかった瞬間です。

奥様やご主人の言葉の端々や、家のそこかしこに置かれている家財・小物などから、そういった気持ちを感じます。
この仕事をやっていてよかったなぁ、としみじみ感じるひとときです。

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