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川西市 k 様邸 古民家再生工事始まりました

昨年末から古民家再生工事に着手している、川西市・K様邸。

12月に内装の解体工事を途中まで終わらせたあと、施主のK様
ご夫妻による煤落とし作業(※コスト削減のため)を年始早々に
やって頂き、1月後半から本格的な工事に着手しました。

以下の写真は、さてこれから既存の床を全面的に解体していくぞ~
という直前の段階で撮った写真です。

 

 

↓ 玄関付近から屋内を通じて庭の古い石垣を見通したところ。
この家は、この石垣がすっごくいいんです。
これをうまく活かしてあげられるように設計します。

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↓ 玄関付近から、ダイニングキッチンとなる部屋の方向を見たところ。
松の1尺角の大黒柱は無残にも白蟻に食われてしまってひどい状態です。
これは根継ぎして直します。

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↓ 大黒柱を反対側から見たところ。
新しく据える対面型のキッチンからはちょうどこんな角度で室内が見えます。
上部は吹き抜けになるので、こんな感じで小屋組みの構造材が見える予定。

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↓ 2階は背の低いツシになっています。
木瓜型の虫籠窓はもちろんちゃんと残しますよ。

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これから少しずつ現場の様子をご報告していきます。
どうぞお楽しみに。

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築150年の古民家再生@兵庫県川西市 竣工写真 その2

年末に竣工した、兵庫県川西市E様邸・古民家再生工事の竣工写真/その2です。
本日はLDK周辺の写真をご紹介します。

全ての写真は、LIGHTS PHOTO/森様の撮影によるものです。

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古民家再生と面皮となぐり-兵庫県川西市・築150年の古民家再生

兵庫県川西市で年末竣工に向けて古民家再生中。
大工さんが4人がかりで急ピッチで進めているのですが、ようやく先が見えてきました。

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写真は、玄関に新しく採り入れた面皮柱と壁留め丸太、化粧名栗の式台。
(断片的な写真しかお見せできず、スミマセン)

骨太の古民家の中で玄関だけは繊細な雰囲気にしてみようと、東風スタッフ・Oさんの提案で華奢な数奇屋の手法・材料を採りあわせてみたのですが、全く違和感なくすっと馴染んでお客様も大喜び♪

12/22(日)に1日だけ完成見学会を行う方向で調整中です。
正式にはまた改めてお知らせします。

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構造補強の桧丸太梁/兵庫県川西市古民家再生工事

兵庫県川西市で工事中のE様邸再生工事。

着工前の調査の段階で、リビングになるべき部屋の上部梁に、大きな鉄骨梁が沿わせてあることが判明しており、その鉄骨梁を抜くために新たな桧の化粧梁を入れました。

まずは材料の選定。

現場にて母屋・梁などの既存構造材のレベル(=高さ)を測定し、それらをきれいに受けるためにはどのくらいの曲がりが必要なのかをまず図面(矩計図=断面詳細図)で検討します。

残念ながら、今回の現場にピタッと合う曲がり・長さの桧丸太は東風在庫の中にはなかったため、いつもお世話になっている三田市の西元製材所さんへ相談。

するとまさに太さも曲がりもピッタリの、長さ7mの桧丸太が西本さんの倉庫の一番奥に眠っていました。
しかも伐採後1年くらい寝ていたようで、乾燥も申し分なし。
その日に製材して側面に面(ツラ)をつけてもらいました。goronbo2013_01

↑ 製材した時の様子。
こうやって見ると、結構曲がってますね。

さすがに6mも長さがあると、大人4人でも持ち上げるのがやっとの重さです。
(末口φ270、元口φ420でした)
当然レッカーなどは使えないので、トラックから降ろすのも現場内に搬入するのも人力のみ。
外で刻んだら室内に搬入するだけで傷まみれになってしまいそうだ、ということで、室内で刻むことになりました。

 

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↑ まずは丸太梁を八角形断面になるまで、電気鉋で荒削りします。

 

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現物を見ながら、丸太の仕口や高さなどを相談する大工さん。

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背の曲がりで2階床梁(胴差し)と交差する仕口部分では、並列する別フレームに地震力の伝達をしてくれるようにしたいという趣旨を説明したところ、デベソのようなホゾを作ってくれました。

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下屋の桁(けた)と丸太梁元口の仕口。
既存下屋の桁が細く、また屋根は触らないため、下から掬い上げて柱で突っ張る納まりにしました。

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↑ 梁を設置する際には、大屋根の登り梁にかけたチェーンブロックで吊り上げて施工しました。

 

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完成したところ。

末口の端部は、太い柱にせずに2本の細い柱で挟み込んで間を透かした形にしました。
こういう納まりはあまり一般的なやり方ではありませんが、柱の断面欠損や他の梁とのからみなども考えて、今回はこの形にしました。

上に架かっている太い梁は松で太さが450mmくらいあります。
今回設置した桧の丸太梁は、吹抜けのあるLDKのど真ん中を渡っている格好になる象徴的な梁ですが、手が届くような低い位置にあるので、節も少ない木を選び、八角に削ることで端正な表情に仕上げました。

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住む楽しみ/兵庫県川西市 中古住宅の内外装・耐震改修工事

2013/06/06(木)に、兵庫県川西市内にお住まいのk様邸へおじゃましました。

東風で作らせてもらった建物を実際に見ていただく目的で、伊丹市内に新築住宅を計画されているお客様をご案内したのです。
見学を快く受け容れて下さったk様のお宅へお邪魔したのは数年ぶりでしたが、楽しみながら住まわれている様子がひしひしと伝わってきて、こちらもとっても嬉しくなりました。

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竣工当時は高いブロック塀で囲われていた裏庭。
竣工後7年経過していますが、その間にご主人がブロック塀を撤去され、石を埋め込んで手摺を作り、緑豊かな坪庭を作っておられました。

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リビングの真ん中にドンと立っている古材丸太を再利用した松の柱。

工事の最中に近所の解体工事現場へ行って譲ってもらってきた柱ですが、童謡に歌われる歌詞そのままに、お子様の成長の証が刻まれていました。

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これは7年前の工事中写真です。

古材丸太の柱を磨く作業は、こんな風に当時はまだ小さかった息子さんたちも一生懸命手伝ってくれました。
(↑撮影:k様ご主人)

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リビング掘りごたつのすぐ脇にある裾窓には、かわいらしい生物の置物や貼り物(?)がそこかしこにありました。

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築35年の中古住宅を購入され、リフォームしたお宅です。

建築の作り手として一番嬉しいのは、一生懸命つくった建物が住まい手のご家族に愛されていることがわかった瞬間です。

奥様やご主人の言葉の端々や、家のそこかしこに置かれている家財・小物などから、そういった気持ちを感じます。
この仕事をやっていてよかったなぁ、としみじみ感じるひとときです。

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大阪府池田市/O様邸耐震改修+リフォーム工事 完成しました

2013年2月から取り掛かっていた、築20年の住宅リフォーム工事が完成し、お引越しを済まされました。
引渡し前日に写真を撮ってきましたのでお披露目します。

今回の建物は、設計が堀田憲祐様+Structured Environment様で、
東風は施工のみ担当させていただいております。

大工工事は沖本雅章さんが棟梁を務めてくれました。

外観写真に写っているように2400×2700の片持ちバルコニーを木造で作ったのが大きな特徴です。
施工する前は半信半疑でしたが、「これでこんなにしっかりするんだ・・・」と正直驚きました。

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