土壁の工程/兵庫県丹波市古民家再生・耐震改修工事・2世帯住宅

丹波市のY様邸・民家再生現場では、大工工事とともに少しずつ土壁の左官工事も進んでいます。

荒壁が乾いた壁から貫伏せをし、さらに乾かしてから中塗りへと進めています。

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土壁は大雑把に言うと、下塗り/中塗り/上塗りの3層構成になっています。

( ↑ わかりやすくするために、あえてすごく大雑把な説明にしています。
確かに層としては上記の3層による構成になっていますが、
工程としては、貫伏せ・ちりまわり・底埋めなど、もっとたくさんの
手間がかかります。グレードによって手のかけかたも変わります)

上の写真で言うと、ひびが入っているところが荒壁(あらかべ)と言われる下塗りの層。
下塗り(=荒壁)の土は、粒子が粗くて粘度の高い土を使います。

また、一度に塗りつける土の厚みもそれぞれ違っていて、下塗り>中塗り>上塗りという具合に、工程が後になればなるほど塗りつける土の厚みも薄くなり、土の粒子も細かくします。

 

下の写真は中塗りが終わって扇風機で乾かしている壁を写したものですが、上の写真の荒壁の部分と比べると、土の粒子が細かい様子がお分かりになっていただけると思います。
(画像をクリックすると拡大できてより一層わかりやすいです)

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荒壁は塗り厚も大きいだけあって、水を多く含んでいるため、乾燥収縮の巾も大きく、ひびが入って割れてしまうというわけですが、粘度が高いのではがれずにちゃんと残ります。

現場で観ていると、荒壁もざくざくとした感じがなかなか良いのですが、中塗りが始まってくると一気に肌理が細かくなって緊張感が出てきます。

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