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土壁の竹小舞下地 作業進行中です

大阪市内で再生工事中の古民家。
今週中ごろまで、竹小舞下地を編む作業を進めてもらっています。
(水曜日で終わりそうです)

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今回、竹小舞下地を編んでもらっているのは、京都の森川さんご兄弟。
森川さんたちに東風の現場へ来ていただくのは、今回で2回目ですが
お若いだけあって、作業がとても早く、頼もしいです!

編みあがった竹小舞下地はこんな感じです ↓

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個人的に、竹小舞を編んだ今の状態(=土壁を塗りつける前)ってとても好きなんですよね。
太陽の光も竹小舞を通してきらきら光って差し込んでくるし、
現場の雰囲気が軽やかになって、でも何となく仕切りはあるという曖昧な状態で。

 

竹小舞を編むときは、壁の下端の部分で、必ずタテの竹を約1cm 空かします。

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これはなぜかというと、壁土は重たいので竹小舞に壁土を塗りつけた後
壁の自重で竹小舞が少し下がってしまうのです。
ここを空かしておかないと、壁が足元で湾曲し、腹を出したようになってしまいます。
それを防ぐために、このように空かして編んでおくのです。

 

この現場の構造見学会を、2018年8月4日(土)と5日(日)の2日間にわたって
開催させて頂きます。

今回の見学会は、以下のような思いをお持ちの方にとっては、
きっとお役に立てると思います。

1.筋交いや合板を使わずに古民家を耐震補強したい。そのやり方を実際に見たい
2.石場建ての民家再生・構造補強の現場を見てみたい。
3.所有されている古民家の構造補強や再生について、専門家に相談してみたい
3.練り置きした壁土や、竹小舞下地を見てみたい
4.金物(ボルト等)を使わずに、ホゾや栓などで緊結した仕口・継ぎ手を見てみたい

お申込みなど詳しいことは下記ページをご確認ください。
→ (株)木造建築東風 見学会の案内ページへ

古民家/石場建て伝統構法 を 高気密・高断熱で暮らしやすく
(株)木造建築 東風のサイトはこちら↓

【構造見学会開催】2018.08.04-05 築135年古民家@大阪市

大阪市東住吉区内にて再生工事中の、築後約135年を経た古民家・Sさま邸。
昨年の夏から工事に取り掛かり、約1年たちました。

解体工事から始まり、土塀のセットバック、
母屋のジャッキアップ・基礎工事~構造補強と屋根下地工事がほぼ終わり、
現在は、土塗り壁下地のための竹小舞編みと、電気配線工事を行っています。

今回、施主様のご厚意により、構造見学会を開催させて頂くことになりました。
ご興味のある方は、当方ホームページの問い合わせフォームから
お申込みの上、ご参加いただけますようお願いいたします。
(下記写真の後に詳細説明があります)

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structure_02 濃い色で着色されているのは既存の構造材、
塗装されていない木材は、今回新しくした構造材です。

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↑ 既存柱の根元が傷んでいたところは、金輪継ぎという
伝統的な継ぎ方を用いており、金物を使っていません

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構造材同士の緊結には、極力金物を用いずに、木製の込栓(こみせん)や
車知栓(しゃちせん)、雇ほぞ(やといほぞ)を用いています。


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土塗り壁の下地は、竹小舞を編んでいます。
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【開催日時/一般の方向け】
2018年8月4日(土)09:00~12:00 および 13:00~17:00
2018年8月5日(日)13:00~17:00

【開催日時/建築業界関係者(設計者・工務店・職人さん)の方向け】
2018年8月5日(日)09:00-12:00に限らせて頂きます

【開催場所】
大阪市東住吉区内
※現場の詳しい住所は、お申込み頂いた方へお知らせします

【注意事項】
・完全予約制とさせて頂きます。
・一般の方は、1時間に1組のみとし、先着受付します
・お子様もご参加頂けますが、工事中の現場のため、歩きにくいところもあります。
・お車でのご来場は可能です(現場に駐車場があります)
・建築業界関係者の方もご見学可能ですが、上記の決められた時間枠内のみとなります。
業界関係の方は、複数組で同時見学をお願いします

ご見学のお申込みは、下記事項をお書き添えの上
(株)木造建築 東風の問合わせフォームよりお申込み下さい。

・当日同行される参加人数合計
・当日の現場までの交通手段(車・公共交通機関)
・一般/建築業界関係者 いずれか

今回の見学会は、以下のような思いをお持ちの方にとっては、
きっとお役に立てると思います。

1.筋交いや合板を使わずに古民家を耐震補強したい。そのやり方を実際に見たい
2.石場建ての民家再生・構造補強の現場を見てみたい。
3.所有されている古民家の構造補強や再生について、専門家に相談してみたい
3.練り置きした壁土や、竹小舞下地を見てみたい
4.金物(ボルト等)を使わずに、ホゾや栓などで緊結した仕口・継ぎ手を見てみたい

どうぞよろしくお願いいたします。

古民家/石場建て伝統構法 を 高気密・高断熱で暮らしやすく
(株)木造建築 東風のサイトはこちら↓