トイレの床材の選定ということになると、お客様から必ず言われるのが
「掃除がしやすいものにしたい!」
ということです。
最近は、室内で水を撒いて掃除できるトイレにすることはほとんどなくなりました。
そのため(かどうかはわかりませんが)、一時期(数年前まで)は
トイレの床をタイル張り仕上げにすることも減っていたように思います。
トイレの床材として数年前までよくおすすめしていたのが、
リノリウムなどの床用シート材でした。
とにかく目地がない1枚で仕上がる床材なので、床の拭き掃除がしやすい!
というのが、おすすめしていた理由です。
ただこのリノリウムは、どうしても質感が今ひとつ・・・
雰囲気が良くない、というのがちょっと残念な点でした。
ところがここ2年くらいの間に、またタイルの床が使いやすくなってきました。
タイルの製造技術が進んだため(?)かどうかはわかりませんが、
既製品の大判タイルが増えてきたためです。
数年前までは大判タイルと言っても、せいぜい400mm角程度でしたが、今は
600mm角
450mm×900mm
600mm×1200mm
なんていう、非常に大きなタイルが増えています。
これらはもちろん、すべて1枚の寸法ですよ。
こういうタイルをトイレの床に使うとどうなるか?
こんな感じになります。(↓)
タイルなのに、目地が非常に少ない!ですよね?
これは東風の事務所のトイレの写真です。
確かにあまり広くはないトイレですが、450×900という大きさのタイルを
貼っているため、見ての通りタイルの目地は3本くらいしかありません。
しかもタイルの表面は平滑で、雑巾もすいすい走れる!
これなら掃除もしやすいですよね?
このような大判タイルは、薪ストーブの床にも最適です。
灰とか木っ端とか、薪スト-ブの周りはとにかく掃き掃除が
欠かせないので、平滑で×燃えなくて×しかも目地が少ない
という機能の床材は掃除しやすくてとても便利です。
このところ、いろんなメーカーから様々な大判タイルが
発売されているので、ご興味のある方はぜひ調べてみて下さい。
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