古民家向けポスト (受注承りますw^^)

すっかりご無沙汰しておりますが、東風の新事務所(こちらの古民家です)にポストが設置できました ♪

うちのベテラン大工・Uさんが作って下さったものです。

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写真を見て下さって、うすうすお気づきになられたと思いますが、
実はこのポストは、市販のステンレス製ポストに、板を張り付けて
化粧したものです。

土台にしているポストはこれ(↓)
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ほしい方は、ご注文承りますよ(笑)。
info@mokuzo-architect.jp までメッセージを送って下さいませ。

木造建築 東風(こち)の古民家再生サイトはこちら

川西市 k 様邸 古民家再生工事始まりました

昨年末から古民家再生工事に着手している、川西市・K様邸。

12月に内装の解体工事を途中まで終わらせたあと、施主のK様
ご夫妻による煤落とし作業(※コスト削減のため)を年始早々に
やって頂き、1月後半から本格的な工事に着手しました。

以下の写真は、さてこれから既存の床を全面的に解体していくぞ~
という直前の段階で撮った写真です。

 

 

↓ 玄関付近から屋内を通じて庭の古い石垣を見通したところ。
この家は、この石垣がすっごくいいんです。
これをうまく活かしてあげられるように設計します。

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↓ 玄関付近から、ダイニングキッチンとなる部屋の方向を見たところ。
松の1尺角の大黒柱は無残にも白蟻に食われてしまってひどい状態です。
これは根継ぎして直します。

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↓ 大黒柱を反対側から見たところ。
新しく据える対面型のキッチンからはちょうどこんな角度で室内が見えます。
上部は吹き抜けになるので、こんな感じで小屋組みの構造材が見える予定。

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↓ 2階は背の低いツシになっています。
木瓜型の虫籠窓はもちろんちゃんと残しますよ。

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これから少しずつ現場の様子をご報告していきます。
どうぞお楽しみに。

東風の事務所は奈良に引っ越します

本日は立春。
今日から春です。
そして木造建築 東風(こち)の誕生日でもあります。

事務所名を東風に改称したのが2009年の立春。
(改称前はサトウ都市環境デザインという、何屋さんか良くわからない名前でした)

多くの皆様に支えて頂いて、東風になってから
今日で満7年が経ちました。
本当に感謝×感謝、そしてあっという間の7年でした。

 

 

で、タイトルにもありますとおり、今春、東風は現在の
兵庫県伊丹市から奈良県御所(ごせ)市へ本拠地を
移転します!!

と言っても、移転先はまだ工事中なんですけどね。
そしていつ出来上がるのかはハッキリ決まって
いないんですけれどもね(・・・恥)。
3月末ごろにはできるかなぁ・・・(ムリムリ、と言っている人の声が聞こえる)。

でもまぁ、隠れてこっそり工事は進めておりました。

 

 

実を言うと、かねてから事務所を奈良に移したい!
と思っておりまして、ひそか~に身近なみなさまへ
「どっかイイトコないですか~?」
と尋ねていたんです。

そんな昨年の秋(9月中旬)、電撃的なめぐりあわせが
ありまして、初めて見た物件に即決してしまいました。

それがこのボロッぼろの古民家です。

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初めて外観を観たとき、
「いや~これはもうアカンでしょ・・・」
と正直に思いました。

写真ではわかりにくいですが、3ヶ所屋根に穴があいていました。
(瓦屋根だというのに、下地が腐って穴があいていたんですよ!)
軒先の瓦も何枚も崩れ落ちていました。

築108年経っているのですが、なんと空き家になってから50年
経過していたそうです。

 

 

でも中に入って歩き回ってみると、ダメダメな民家とは感じが違う。
もしかしてこれはいけるかも・・・と思い、3日後に詳細な調査をして
ここを新たな事務所にする!と即決しました。

そこからが大忙がしです。

 

・・・といろいろお話ししたいネタは山ほどあるのですが、
それはまた追々お伝えするとして、本日は工事中の状況写真
だけ何枚かお披露目します。

道路側の外観はこんな感じ。
切妻屋根・虫籠窓のあっさりした古民家です(↓)。

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屋根もちゃんと下地を直したら、きれいなムクリが復活しました(↓)。

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内部はこんな感じで吹き抜けもあります(↓)。

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これから少しずつ工事中の様子もご紹介していきますので、お楽しみに。

これからも、微力ながらみなさまのお力になれるよう、スタッフ一同
一生懸命頑張っていきます。
今後とも、木造建築 東風をどうぞよろしくお願いいたします。

木の生命力

このブログの更新は、なんと1年以上ぶりです(恥)。

これからはボチボチ書いていきますのでよろしくお願いします。

目下兵庫県川西市内で、来月から古民家の再生工事に取り掛かろうとしているところなのですが、そこのお庭にすごい木がありました。

木、と言っても材木ではなく、植木です。
サイズから判断しても決してさほど古い木ではないのですが、すごいのはその生命力です。
見てください(↓)。

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結構、絵になる形をしている木でしょ?

でも、よく観ると・・・

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皮しかありません。

中空です。
しかも、穴があいて向うの空が見えてるのわかりますか?

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ここも穴あいちゃってますね。
樹木は年輪で見ると、芯の方(=内側)ほど古く、一番新しいのは最も外側の年輪です。

それは樹皮のすぐ内側に形成層という活発に細胞分裂している層があるからなのですが、この木は本当にもう形成層と樹皮だけで生きているという感じですね。

ひどい台風がきたら、ポキっといってしまいそうです。

木にとって樹芯部分が腐って無いということは、人間で言うと背骨が無いというようなことと一緒です。
この木は内臓と皮膚で生きているようなものです。

たまにこういう中空の木を見かけますが、さすがに向うが見える木ははじめて見た気がします。

葉っぱは青々と茂っているし、幹は何だかなまめかしいような曲線ですし、ただならぬ雰囲気を漂わせてます。

長生きしてくれるといいんですけどね。
なんだか雷に打たれた木のような風情です。
丑三つ時になったら歩いてそうな・・・。

現場の記録には動画を撮影するようになりました

久しぶりのブログ投稿です。

何かとバタバタしていて、ブログやメルマガが全然書けていません。
ちょっと油断すると、すぐ悪い癖が始まります。
これからは、内容が短くてもこまめに更新していくように心がけますので、よろしくお願いします。

古民家や既存住宅のリフォームのご相談などを頂くと、当然ながら状況を確認するためにまずは現場へ伺います。

以前は現場へ行った折に写真をたくさん撮って帰ってくることが多かったのですが、最近は写真の枚数が減ってきて(というか、ほとんど撮らなくなってきていて)、その代わりに記録用の動画を撮るようになりました。

写真だと撮り忘れや撮影漏れが発生したり、全体のイメージがしにくいことが多いのですが、動画だと比較的撮影漏れも少なくて、事務所で「あそこはどうなっていたかな?」と現状を確認するときにもわかりやすい、ということに最近気づきました。

いつもデジカメで動画を撮っていますが、現場で撮影した動画はyoutubeにもアップするようにしています。
(さすがに、個人宅の民家調査動画は公開していませんが・・・)

東風のyoutubeページはこちら

東風の古民家再生サイトはこちら

築150年の再生古民家 完成見学会 2014.02.02(日)開催

築150年の古民家再生工事が、2013年末に竣工しました。
クライアントのE様のご厚意により、完成見学会を開催させて頂けることになりましたのでお知らせいたします。

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石場建て伝統構法型古民家の特性を活かしながら、筋交いや合板を使わずに耐震補強を行いました。
暖房には針葉樹を燃やせる薪ストーブを設置しています。
薪ストーブの暖かさも体感して頂きたいポイントの一つです。

【開催場所】兵庫県川西市
※お申込頂いた方へ地図をお送りします
【開催日時】2014.02.02(日) 10:00-17:00
完全時間予約制とします。
お申込時に見学希望時間帯をお書添え下さい
【参加費用】無料

このお宅の内観写真は以下のページで公開しています。
http://mokuzo-renovation.com/blog/archives/545
http://mokuzo-renovation.com/blog/archives/558

見学会へのお申込はこちらからどうぞ

築150年の古民家再生@兵庫県川西市 竣工しました-1

2014年も始動して1週間が過ぎようとしています。
昨年の秋から急ピッチで工事を進めていた、兵庫県川西市内の古民家再生工事がほぼ完了し、年末に室内の竣工写真を撮影しました。

今回の写真は、全てLIGHTS PHOTO の 森祥子さんが撮影して下さったものです。

写真の枚数が多くなってしまったので、3回に分けてご紹介します。
本日はまず玄関まわりの写真です。

今回の工事では、今まで天井裏や壁の中に隠れてしまっていた骨太でゴツゴツした既存の黒い梁を露出させて構造材の魅力を引き出しながら、それら既存のゴツイ構造材と対比させるように、新設の部材は着色をせず、あえて華奢な数奇屋の手法を採り合わせました。
(杉の面皮柱、チョウナによる化粧名栗、透けた軽やかなデザインなど)

新旧の対比が際立って、緊張感のある空間に仕上がり、お客様も大変喜んで下さっています。

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木造建築 東風の古民家再生・リノベーションサイトはこちらからどうぞ

 

古民家再生と面皮となぐり-兵庫県川西市・築150年の古民家再生

兵庫県川西市で年末竣工に向けて古民家再生中。
大工さんが4人がかりで急ピッチで進めているのですが、ようやく先が見えてきました。

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写真は、玄関に新しく採り入れた面皮柱と壁留め丸太、化粧名栗の式台。
(断片的な写真しかお見せできず、スミマセン)

骨太の古民家の中で玄関だけは繊細な雰囲気にしてみようと、東風スタッフ・Oさんの提案で華奢な数奇屋の手法・材料を採りあわせてみたのですが、全く違和感なくすっと馴染んでお客様も大喜び♪

12/22(日)に1日だけ完成見学会を行う方向で調整中です。
正式にはまた改めてお知らせします。

構造補強の桧丸太梁/兵庫県川西市古民家再生工事

兵庫県川西市で工事中のE様邸再生工事。

着工前の調査の段階で、リビングになるべき部屋の上部梁に、大きな鉄骨梁が沿わせてあることが判明しており、その鉄骨梁を抜くために新たな桧の化粧梁を入れました。

まずは材料の選定。

現場にて母屋・梁などの既存構造材のレベル(=高さ)を測定し、それらをきれいに受けるためにはどのくらいの曲がりが必要なのかをまず図面(矩計図=断面詳細図)で検討します。

残念ながら、今回の現場にピタッと合う曲がり・長さの桧丸太は東風在庫の中にはなかったため、いつもお世話になっている三田市の西元製材所さんへ相談。

するとまさに太さも曲がりもピッタリの、長さ7mの桧丸太が西本さんの倉庫の一番奥に眠っていました。
しかも伐採後1年くらい寝ていたようで、乾燥も申し分なし。
その日に製材して側面に面(ツラ)をつけてもらいました。goronbo2013_01

↑ 製材した時の様子。
こうやって見ると、結構曲がってますね。

さすがに6mも長さがあると、大人4人でも持ち上げるのがやっとの重さです。
(末口φ270、元口φ420でした)
当然レッカーなどは使えないので、トラックから降ろすのも現場内に搬入するのも人力のみ。
外で刻んだら室内に搬入するだけで傷まみれになってしまいそうだ、ということで、室内で刻むことになりました。

 

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↑ まずは丸太梁を八角形断面になるまで、電気鉋で荒削りします。

 

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現物を見ながら、丸太の仕口や高さなどを相談する大工さん。

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背の曲がりで2階床梁(胴差し)と交差する仕口部分では、並列する別フレームに地震力の伝達をしてくれるようにしたいという趣旨を説明したところ、デベソのようなホゾを作ってくれました。

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下屋の桁(けた)と丸太梁元口の仕口。
既存下屋の桁が細く、また屋根は触らないため、下から掬い上げて柱で突っ張る納まりにしました。

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↑ 梁を設置する際には、大屋根の登り梁にかけたチェーンブロックで吊り上げて施工しました。

 

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完成したところ。

末口の端部は、太い柱にせずに2本の細い柱で挟み込んで間を透かした形にしました。
こういう納まりはあまり一般的なやり方ではありませんが、柱の断面欠損や他の梁とのからみなども考えて、今回はこの形にしました。

上に架かっている太い梁は松で太さが450mmくらいあります。
今回設置した桧の丸太梁は、吹抜けのあるLDKのど真ん中を渡っている格好になる象徴的な梁ですが、手が届くような低い位置にあるので、節も少ない木を選び、八角に削ることで端正な表情に仕上げました。