今月初旬から、兵庫県丹波市で築後約80年を経たY様邸・古民家の再生工事が始まりました。
現在は解体工事が進んでいます。
解体工事の対象となるのは、主に後年増築された部分の内装や、傷んできた床組み材の部分です。
どの現場でもそうなのですが、内装部材を撤去すると、これまでのこのお宅の変遷が見えてきます。
黒く見えている部分上の画像で黒く見えている部分は創建当初のものと思われる構造部材。
一方、白木の無塗装木材は後年増築したと推測される骨組みです。
上の画像はDKの小屋裏の写真です。
屋根の野地板が一部新しい板で葺きかえられているのは、おそらくどこかの時点で雨漏りがあったようです。
軒桁や梁の一部に傷みが見られると共に、それを補強するための措置がとられていました。
今回の工事で傷んでいる部材の取替えや補強工事などもきちんと行います。
今回工事を担当して下さるのは、兵庫県西脇市の有限会社すぎもと工務店さん。
社長の杉本さんは、日本民家再生協会の仲間です。
杉本さん、これからよろしくお願いします。
ほぼ毎週、木曜日にクライアントのY様ご夫妻も交えて、定例現場打合せ会議を行っていく予定です。
今後、ちょこちょこご報告していきますのでどうぞお楽しみに。